データ&基本情報
バイエルンは、ドイツ連邦共和国の南東に位置する連邦州であり、欧州の中心でもあります。ここでは、バイエルン州に関する様々な情報をご覧いただけます。
バイエルン州はヨーロッパの中心に位置しており、新市場の開拓にとっても理想的な拠点です。ドイツ最南端に位置するバイエルン州はオーストリア、チェコ、スイスと国境を接しています。これら隣接国家との何世紀にも渡る政治および経済関係によってバイエルン州は中欧および東欧の玄関口となっています。
バイエルン州はイタリア、スロバキア、ハンガリー、ウクライナとの地理的な近さだけではなく、充実したインフラでも、海外市場へのアクセスを優位なものにしています。ミュンヘンとニュルンベルクには国際空港があり、州内を走る道路は全長42000km、鉄道網は6120kmに及びます。そして州内には物流センターが4か所整備されています。
バイエルン州は世界有数の研究拠点でもあり、マックス・プランク研究所、フラウンホーファー研究機構、ヘルムホルツ協会、ライプニッツ協会など、有名な研究機関があります。このような機関によって、素晴らしい成果が挙げられています。
バイエルン州には次世代の研究者育成機関として、総合大学9校、応用科学を扱う大学24校、その他にもテレビ・映画専門大学や多数の民間研究機関があり、多くの学生が学んでいます。
バイエルン州が提供する研究者のためのポータルサイト「リサーチ・イン・バイエルン」
バイエルン州科学・芸術省がバイエルン州の大学と共に2020年末に発足させたのが「リサーチ・イン・バイエルン」です。
世界中の博士課程の学生、ポスドク・リサーチャー、客員研究員の方に向けてバイエルン州の研究環境を喧伝し、若い研究者の方にバイエルン州の卓越した研究環境と、バイエルン州でのキャリアアップの可能性について紹介しています。
「リサーチ・イン・バイエルン」は検索機能、ニュース、SNSリンクなどからなる情報ポータルサイトです:
Webseite: www.research-in-bavaria.de
Facebook: www.facebook.com/researchinbavaria/
Twitter: www.twitter.com/researchbavaria
バイエルン州は文化の宝庫です。1350以上に及ぶ博物館・美術館が芸術作品や文化財を所有しています。特筆すべきは世界有数のギャラリーのひとつであるミュンヘンのアルテ・ピナコテークです。また、ノイエ・ピナコテークとピナコテーク・デア・モデルネもこれに並び魅力的な博物館です。
バイエルン州はまた、音楽でも多くの魅力を提供しています。芝居、オペラからオペレッタ、そして野外劇、祝祭劇など年間15,000もの上演があります。修道院が有名なアンデックスで開かれるカール・オルフ・フェスティバルやフレンキシュ・シュヴァイツ地方のシアターサマー、そしてなんと言ってもハイライトはバイロイトの緑の丘で行われるバイロイト音楽祭です。
バイエルンの人たちは伝統を大切にします。ドイツの他州では類を見ないほど、民謡、民族音楽、民族舞踊が今日まで受け継がれており、民族衣装も好んで着用されます。バイエルン州内では方言も守られており、多様な方言を耳にします。